沖縄旅行や沖縄料理のお店で、なんだか耳に残る音楽を聴いたことはありませんか?
それ、もしかすると沖縄民謡かもしれません。
最近はBEGINや夏川りみ、HYなどの沖縄アーティストが有名ですが、
そのルーツには、三線の音色が心地いい「民謡文化」が息づいています。
もしも「あ、この曲知ってる!」と口ずさめたら、旅の楽しさも倍増しそうじゃないですか?
この記事では、
「覚えておくと絶対に役立つ!沖縄民謡の定番&有名曲」を、厳選して5曲ご紹介します。
初めての人でも馴染みやすい名曲ばかりをセレクトしました。
歌詞の意味や曲の背景を知れば、沖縄の音楽がもっと楽しく、もっと身近に感じられるはず!
- 沖縄民謡に興味がある
- 沖縄に行く予定がある
- 沖縄料理店に行く予定がある

沖縄のホテルや、大阪の沖縄料理店で勤務経験のある私が曲紹介をさせていただきます。
ゆいレール発車チャイムから厳選! 沖縄民謡ベスト5
大阪にお住まいの方にはおなじみかもしれませんが、JR大阪環状線では駅ごとに異なる発車メロディが流れますよね。
実は、沖縄唯一の鉄道・沖縄都市モノレール「ゆいレール」でも、各駅で異なるチャイムが採用されているんです。
沖縄民謡をベースにしたチャイムが流れるのが特徴で、旅行者からも「耳に残る!」と評判。
その人気ぶりから、「ゆいレール発車チャイム音集」というCDまで発売されました。
駅名 | 曲名 |
---|---|
那覇空港駅 | 谷茶前(たんちゃめー) |
赤嶺駅 | 花の風車(はなぬかじまやー) |
小禄駅 | 小禄豊見城(おろくとみぐすく) |
奥武山公園駅 | じんじん |
壺川駅 | 唐船ドーイ(とうしんどーい) |
旭橋駅 | 海ぬちんぼーら |
県庁前駅 | てぃんさぐぬ花 |
美栄橋駅 | ちんぬくじゅーしー |
牧志駅 | いちゅび小節(いちゅびぐぅわー) |
安里駅 | 安里屋ユンタ |
おもろまち駅 | だんじゅかりゆし |
古島駅 | 月ぬ美いしゃ(つきぬかいしゃ) |
市立病院駅 | 張水ぬクイチャー |
儀保駅 | 芭蕉布(ばしょうふ) |
首里駅 | 赤田首里殿内(あかだすんどぅんち) |
石嶺駅 | ちょんちょんキジムナー |
経塚駅 | 綾蝶節(あやはぶらぶし) |
浦添前田駅 | めでたい節 |
てだこ浦西駅 | ヒヤミカチ節 |
全19曲のラインナップの中から、特に有名で、沖縄らしさを感じられる厳選5曲をご紹介します。
- 安里屋ユンタ
- てぃんさぐぬ花
- 芭蕉布
- ヒヤミカチ節
- 唐船ドーイ
安里屋ユンタ
沖縄民謡の中でも最も有名な曲のひとつ。
「サーユイユイ」や「マタハーリヌ チンダラカヌシャマヨ」という掛け声や、
沖縄の言葉が使われた歌詞が特徴的な『安里屋(あさどや)ユンタ』は三線ライブの鉄板ソング。
「マタハリヌ チンダラ カヌシャマヨ」は八重山方言の古語で「また逢いましょう、美しき人よ」という意味。



暗記するまで呪文のように繰り返し唱えてみてね。
てぃんさぐぬ花
沖縄を代表する童謡で、世代を超えて親しまれている一曲。
「てぃんさぐ」とは、沖縄方言で鳳仙花(ほうせんか)のことを指し、
その花の汁で爪を染める風習になぞらえて、「親の教えは心に染めなさい」といった教訓が歌われています。
この曲は、大阪の“リトル沖縄”とも呼ばれる大正区のJR大正駅の発車メロディにも採用されており、
県外に住むウチナーンチュ(沖縄出身者)や沖縄好きの人々にとっても、ふるさとを感じさせてくれる大切な曲です。
芭蕉布(ばしょうふ)
芭蕉布とは、沖縄を代表する織物のひとつで、バショウ科の多年草である糸芭蕉から採れる繊維で織った布のこと。
この沖縄の伝統的な芭蕉布をモチーフに作られたこの曲は、郷愁を誘う美しいメロディーがとても印象的です。



『芭蕉布』作曲家の普久原恒勇さんは、実は大阪出身なんだよ!
ヒヤミカチ節
沖縄の「応援歌」ともいえる力強い楽曲。
「ヒヤミカチ=立ち上がろう!」という意味で、甲子園でも沖縄代表校の応援ソングとして使用されています。



「ヒヤ、ヒヤ、ヒヤヒヤヒヤ」と思わず口ずさんじゃう!
唐船ドーイ(とうしんドーイ)
お祝いの場やカチャーシー(踊り)の定番曲。
ゆいレール那覇空港駅のチャイムとしても使われていて、沖縄旅のスタートを華やかに演出してくれます。
沖縄では『唐船ドーイ』が流れると、血が騒いで無条件に踊り出すと言われるほど有名でポピュラー。



あら不思議!勝手に体が動いちゃう!



心に残る曲はありましたか?ぜひ何度も聞いて覚えてみてくださいね♩