久米島はつまらないってホント?移住経験者が教える久米島おすすめスポット

久米島と聞いてパッと何が思い浮かびますか?

那覇から飛行機でわずか30分ほどで行ける沖縄離島の一つですが、

雑誌の離島特集でさえ情報が少ない久米島。

石垣島や宮古島には行ったことがあるけど、

久米島には行ったことがないという方がたくさん。

「魅力がないから?」

いいえ。そんなことは全くありません。

久米島は、観光地化されきっていない、

昔ながらのピュアな沖縄が息づくとても素敵な島です。

最後に紹介する本の中の言葉をお借りすると、

”何もしない贅沢を味わえる大人の島”

また行きたくなる、というよりまた帰りたくなる、

そんなあたたかい島です。

あらぐすく

久米島島内のホテル勤務経験のある私が、地元の方やホテルのお客様から伺った情報も交え、リアル久米島をお伝えします。

目次

久米島へのアクセス

久米島は本島から約100km離れた場所に位置してます。

那覇空港から飛行機でわずか30分

久米島空港は那覇空港からわずか約30分。

離陸してすぐに着陸態勢に入ります。

久米島へ就航している主な航空会社
  • 日本トランスオーシャン航空(JTA)
  • 琉球エアーコミューター(RAC)

1日約7便(季節によって異なります)

夏の期間のみ、羽田→久米島の直行便が就航しています。
2018年の夏からフライトスケジュールが大幅に変更し、
夕方着から午前着になったので到着日も十分遊べるようになりました。
(旅行前に必ず最新の情報をご確認ください)

節約派・のんびり旅がしたい人はフェリー

フェリーは飛行機に比べ時間がかかりますが、値段が安いのが魅力的です。

区間区分片道往復(往復割引)
那覇〜久米島大人3,450円6,560円
那覇〜久米島小人1,730円3,110円

1日2便(曜日によって異なる)

那覇・泊港〜久米島・兼城港
直行:約2時間50分〜3時間15分
渡名喜経由:約3時間20分〜4時間

久米商船株式会社

あらぐすく

冬の期間は運が良ければ船からホエールウォッチングができますよ。

久米島で行くべきスポットはここ!

はての浜

東洋一美しいと言われる白い砂浜と360度見渡す限りエメラルドグリーンの「はての浜」。

その美しさゆえテレビやCMの撮影にもよく使われています。

昔はもっと綺麗だったと地元の方は言いますが、今でも息をのむほどの美しさ。

ツアーで来られる方は必ずと言っていいほど、この「はての浜」がプランに組まれています。

本を持ってきて白い砂浜でのんびり読書するもよし。

透明度抜群の海でシュノーケリングするもよし。

まるで天国にいるかのような気分を味わってください。

ここでプロポーズをしたという方もちらほら。

「はての浜」へ行くには事前にツアーの申し込みが必要です。
当日は空きがあれば参加できる場合もありますが、前日までに予約をするのがベター。

潮位によって出発時間が変わるため、毎日同じスケジュールではありません。
悪天候の場合は欠航になることもある、ということも覚えておいてください。

久米島の天気はとても変わりやすいので予測が難しいですが、
できる限り雲ひとつない天気のいい日に訪れてみて欲しい場所です。
日差しがきついので日焼け止めはマストアイテムです。

あらぐすく

ホテルによっては売店で「魚のエサ」を販売していますよ。
シュノーケリングをされる方は持って行かれてみては?

畳石

奥武島にある国指定天然記念物の畳石。亀の甲羅のような形をしています。

約600万年前にマグマが冷えて固まったもの。

自然にできたものとは思えないほど規則的に並んでいて、とても不思議な光景です。

少し上から眺める景色はとても美しく、ずっと見ていても飽きません。

ここで海に入って泳いでも問題ありませんが、

帰りにバスに乗られる方は乗車前に水気をしっかりと拭いてください。

ここはビーチと違って砂が体につかないので、

海を眺めながら気軽に日光浴ができる最適の場所です。

運が良ければウミガメにも出逢えるかもしれません。

あらぐすく

畳石は満潮時は見られないので干潮時を選んで訪れてくださいね。

干潮時がいつかわからない時はホテルのフロントでお尋ねください。

もちろんネットでも調べられますよ。

バーデハウス久米島(2020年閉館)

久米島沖612mの深海から取水された海洋深層水
100%使用した世界初の温浴施設。

観光客のみならず、島の人にも大人気。

バーデプールには水着を着用して入水します。
(レンタル水着・レンタルタオル有り)

海に向かって開けたプールに身をゆだねていると
なんとも言えない解放感と安堵感を味わうことができます。

リフレッシュ・リハビリ目的で来館されている方が多いので
小さなお子様連れの方はお子様がはしゃがないようにご配慮を。
(バシャバシャ泳げるようなプールではありません。)

プール・スパに入らなくても、お食事・買い物だけの利用も可能。

アイスクリームやサーターアンダーギーも販売しています。
畳、ソファでゆっくり過ごせます。

各ホテルからシャトルバスが運行してますので、雨の日も行きやすいです。

17時以降はナイト割引があります。

バーデハウス久米島基本情報

住所:久米島町字奥武170-1
電話番号:098-985-8600
営業時間:10:00〜21:00
(2020年閉館

新奥武橋

畳石、ウミガメ館、バーデハウスに向かう途中に渡る橋。

観光名所ではないですが、この橋から見る景色がとても綺麗でお勧めです。

この橋の付近で釣りをされる方も多くいます。

イーフビーチ

日本の渚100選にも選ばれた久米島を代表するビーチ。

イーフというのは島の古い方言で『白い砂』という意味です。 

サラサラの砂浜が2kmにわたって続きます。

遠浅で穏やかな波なので、小さなお子様がいらっしゃるご家族でも楽しめます。

ここイーフビーチでは2016年から海開きイベントとして「ビーチテニス大会」が行われています。

あらぐすく

インスタ映えする綺麗なビーチの写真が撮りたい場合は、
海草やゴツゴツした岩が隠れる、満潮時に行くことをお勧めします。

ミーフガー

方言で『女岩』という意味を持つミーフガー

子宝祈願のパワースポットとして有名な場所です。

400万年前に岩と岩がぶつかり合って生まれたと言われ、

岩の穴の間からは青い海が見えます。

一年のうち、7月中旬から数週間、この中央から日の出を見ることができます。

あらぐすく

足元は岩でゴツゴツして危険なので、ビーチサンダルではなくスニーカーがおすすめです。

やちむん土炎房

鳥のさえずりを聞きながらシーサー作りが体験できます。

工房のオーナーの奥さんが丁寧に指導をしてくれるので、不器用な方でもご安心を。

出来上がったシーサーは後日郵送で受けることができます。

サッカーボールを付けてオリジナリティー溢れるシーサー完成

車がないと行きにくい場所ですが、送迎サービスがあるので予約時にご確認ください。

やちむん土炎房基本情報

住所:久米島町字山城790-7
電話番号:098-985-7454
営業時間:9:00〜20:00
yachimundoenbo

五枝の松

通常の松のように上ではなくて、地面を這うように横に伸びている不思議な松。

樹齢なんと250年。

駐車場にはトイレや売店も完備。

ドラッグストアモリ

意外や意外。大型ドラッグストアが久米島にもあります。

自然派のシャンプー・リンスなんて久米島にないだろうなぁと思っていたら
ボタニカル商品がずらっと陳列されていました。
(どれだけ田舎だと思ってたという話)

食料品・文房具・日用品コーナーもあります。

あらぐすく

夜遅くまで営業しているのでとても助かります。

ドラッグストアモリ比嘉店基本情報

住所:久米島町字比嘉95-1
電話番号:098-996-5368
URL:https://www.doramori.co.jp/store/1678.html/a.html
営業時間:9:00〜23:00

A-COOP

店内には、地元農家さんが丹精込めて作った産直コーナーがあります。

内地にはない珍しい食材も置いているので見るだけでも楽しいです。

久米島に来て驚いたことの1つに野菜の値段。

田舎だし安いだろうと期待したら大間違い。

離島のため輸送費がかかって高いです。

A-COOP久米島店基本情報

住所:久米島町字謝名堂905-15
電話番号:098-985-7788
URL:https://www.ja-okinawa.or.jp/store/detail.php?id=492
営業時間:09:00〜22:00

お勧めスポット番外編:Family Mart

島にはコンビニが2軒しかありません。

1軒はイーフビーチの近く、もう1軒は仲泊にあります。

2軒ともパンコーナーが充実していて、出来たてが手に入ります。

久米島にはスタバやドトールなどのチェーン系カフェが全くありません。

喫茶店も少ないので、ドリップコーヒーの調達は主にファミマ。

コーヒーを手に、海で朝日を眺める時間はとても贅沢な時間です。

イーフビーチから見た朝日

沖縄ファミリーマート30周年記念商品として久米島産紅芋を100%使用した

「紅いもフラッペ」が販売されていた期間もありました。

沖縄ならでは。ポーク卵おにぎりも売っています。

新しい限定商品があるかどうかチェックしてみてくださいね。

久米島のことをもっと深く知りたいあなたへ

内地の書店では手に入りにくいですが、ぜひ読んでみて欲しい1冊がこちら。

著:渡辺 直子
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ガイドブックとは異なった視点で生活そのものの部分が多く書かれており、
歴史・産業・観光地・島の人など、久米島の情報が様々な分野にまたがって紹介されています。

記事や写真もとても丁寧です。

あらぐすく

どうか楽しい久米島の旅となりますよう、お祈りしています。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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